マグネロボ ガキーンの概要

「マグネロボ ガキーン」のご紹介をしたいと思います。

「マグネロボ ガキーン」は、「鋼鉄ジーグ」に引き続き『マグネロボシリーズ』の第2弾として
1976年9月5日~1977年6月26日の毎週日曜日の18時00分~18時30分にいまのテレビ朝日系で全39話が放映されました。

「マグネロボ ガキーン」のストーリーは、相次ぐ異常現象を引き起こしていた地底に潜むイザール星人によって人類の存亡がかかっていたとき、
地球システム研究所の花月博士により移動要塞のゴッドフリーダムとマグネロボガ・キーンで対抗していくという話です。


侵略に対抗すべくつくられたガ・キーンを操るために2人のマグネマンが登場します。
プラスマグネマンである格闘家北条猛、
そして花月博士の娘のマイナスマグネマン・花月舞という、
男女のマグネマンがスイートクロスによって合体して、
2人が力を合わせて武道家の北条猛が持つ闘志と、
花月舞によると愛の力でガ・キーンは力を増しながら、
イザール星人の合成獣と対決していくというのが中心のストーリー展開です。
たつの心がひとつになれば、マグネットパワー嵐を呼ぶぜ!というキーワードがとっても特徴的な作品です。

尚、ガ・キーンの言葉の由来は「Gathering keen」=集合して強くなるという意味からきています。

この「マグネロボ ガキーン」の最大の見せ所は、
ヒロインである舞が男性と同じく主人公的な役割を担うことにあります。
当時の日本では男女平等という社会がまだ未熟だったという時代背景に
ありながら、男性と女性が力を合わせて敵を倒すという、
当時としては画期的な作品であったのは間違いないですね。
イザール星人という侵略者を打ち破るために必要なのは力だけでなく愛だけでもない、
男性の力強さと女性の優しさが融合しないと力を発揮できないという男女関係をテーマにしたことは、
いま考えると当時としては異色の作品だったのではとつくづく思います。